玄関を開けた時の静けさが辛い。日常のルーティンに潜む「ペットロスの地雷」の歩き方

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はじめに

玄関のドアを開けた瞬間の、あの静けさ。以前なら、嬉しそうにかけ寄ってくる足音や、鳴き声で迎えてくれたはずの空間が、今はただ、しんと静まりかえっている。そんな瞬間に、胸がぎゅっと締めつけられて、ツラく悲しい思いをすることもあるかと思います。ご飯の時間、散歩の時間、ふとした足音

——日常のあらゆる場面に、喪失の痛みが潜んでいるのです。今日は、そんな「ペットロスの地雷」とも言える瞬間との向き合い方を、一緒に考えていきたいと思います。

日常に潜む、小さな「地雷」たち

ペットロスのつらさは、大きな悲しみだけでなく、日常の小さな瞬間の積み重ねの中にもあります。いつもならご飯をあげていた時間に、ふと時計を見てしまう。散歩に行っていた時間になると、なんとなく体がそわそわしてしまう。物音がして、思わず名前を呼びそうになる。こうした瞬間は、心の準備がないまま、ふいに訪れます。そのたびに悲しみがこみ上げてくるのは、それだけ、あなたとその子との時間が、生活の隅々にまで深く根づいていた愛の証あかしなのです。

あのこのお気に入りは、急いで片付けなくていい

あのこの大好きだったおもちゃや、首輪や食器、いつものベッド。それらをどうするか、早く決めなくてはと、焦ってしまう方もいるかもしれません。でも、それらを片付けるタイミングに、正解も期限もありません。まだそばに置いておきたいなら、それでいいのです。片付けることだけが、前に進むことではありません。今は無理に整理しようとせず、自分の心がそれを受け入れられるときまで、待ってあげてください。

悲しみの波が来たときの、呼吸のしかた

ペットロスの悲しみは、静かな日常の中に、突然、波のように押し寄せてきます。そんなとき、まずは動きを止めて、ゆっくりと息を吐き出してみてください。次に鼻からゆーっくり息を吸い込み、口から時間をかけて吐き出します。これを、数回繰り返すだけでも、張りつめていた心と体が、少しずつゆるんでいきます。涙が出そうになったら、我慢せずに流してしまって大丈夫です。

以前ペットロスになったら?でも書きましたが、悲しみの波は抑え込もうとするほど、かえって長く居座ってしまうことがあります。波が来たら、それに逆らわず、ただそこに身をゆだねる。波は、いつか必ず静まっていきます。そのことを、心のどこかに置いておくだけでも、少し楽になれるはずです。

おわりに

日常のあらゆる瞬間に、悲しみの地雷が潜んでいるのは、それだけ深く、その子を愛していた証です。片付けを急ぐ必要も、早く元気になる必要もありません。悲しみの波が来たら、ただ静かに、呼吸とともにやり過ごしてあげてください。玄関の静けさに、いつかそっと寄り添えるようになる日まで、どうかご自身を、優しく労わってあげてくださいね。

ハッピー相談室Az 大和 由起子

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